薬注ポンプホース 内径4X外径9 次亜塩素酸ナトリウムに耐久性があるホースが完成!
「薬注ポンプ」 私達の普段の生活の中では聞きなれないフレーズですが、意外に生活に関係する場所で使われているな装置です。
その薬注ポンプに使用されているホースに関するトラブルと対策品をご紹介します。
薬注ポンプ(薬液注入ポンプ)とは?
水を頻繁に使用する工場などで薬液を注入し、水質を適正な状態に保つために管理する装置のことです。
例えばプールに塩素を入れて消毒し、人体に影響が無い様にするような装置といえば分かりやすいですよね。
その他、食品工場などでも消毒・中和に使用されていますし、皆様がお住まいの地域にクーリングタワーという設備があると思いますが、そこにも水を消毒・中和する為に使われています。
実際の画像などで確認する方が分かり易いので、薬注ポンプで有名なメーカーの株式会社タクミナというメーカーがあります。 下記リンクよりご参照いただけたらと思います。 https://www.tacmina.co.jp/products/pump/
薬注ポンプに使用されるホース
薬注ポンプに使用されるホースに、 材質:エンビ サイズ:内径4X外径9 というホースがよく使用されています。
皆様もよくご存知だとは思いますが、いわゆるブレードホースと言われているホースのことです。
代表的なものに、
株式会社八興 プレッシャーホース https://eightron.tokyo/product/e-tb/
プラス・テク株式会社 テクノブレード https://www.plas-tech.co.jp/products/hose/2
株式会社トヨックス トヨロン https://www.toyox.co.jp/
などがあります。
薬注ポンプホースの悩み
薬注ポンプには先程あげたエンビホースが純正品として付属していると思います。
もちろんエンビホースでも十分使用可能なのですが、薬注ポンプを使用する際には、これらのホースの中面に次亜塩素酸ナトリウムなどの薬品を流すことになります。
エンビホースには可塑剤という油のような成分が含まれていますが、次亜塩素酸ナトリウムはこの可塑剤をホース内部から引き出してしまう作用をもっています。
短期間の使用であれば問題はありませんが、長期間の使用になると可塑剤がホースから引き出されてしまい、ホースがカチコチの状態になります。
こうなるとホース本来の柔軟性がなくなり、ホース内面を通る流体の圧力や外部からのショックで、ホースにひびが入ったり破れたりして液漏れ事故を起こすことになります。
ながもちする薬注ポンプホースを作ってみた!
先程のような液漏れのお悩みを抱えているユーザー様は結構おられるのではないでしょうか?
私共も、日々の仕事の中でその様な問合せを受けることがあります。
しかし、 材質:非塩ビ 内径4mmX外径9mm というホースがありませんでした。
そこで….
少量ではありますが別作にて、 薬注ポンプホーススリム SVM-4X9 材質:非塩ビ 内径4mmX外径9mm というブレードホースを作ってみました!
非塩ビであることで次亜塩素酸ナトリウムの影響を受けにくく、従来のホースよりも耐久性は格段に上がっていますので、液漏れの心配が少なくなります。 またホースの交換頻度も少なくなるので、交換作業の負担が大幅に削減されます。
まとめ
薬注ポンプで次亜塩素酸ナトリウムを使用することがある。
次亜塩素酸ナトリウムが原因で、ホースの寿命が短い。 ホースが破れて工場などの床が水浸しになったことがある。 ホースの交換頻度が多く作業が大変。
などのお悩みを抱えられている皆様、一度非塩ビの薬注ポンプ用ホース、 薬注ポンプホーススリム SVM-4X9 をご検討されてはいかがでしょうか?
数量が残り少なくなっておりますので、欠品の際は納期等ご相談となります。
最後になりますが、継手との相性があると思われます。ご購入されて試験を重ねてから本採用とされることをおすすめします。